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氏名 敬称略
(所属クラブ) |
作品名 |
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作品/作者の一言 |
1 |
永田興三
(名東学区) |
「どんぐりころころ」
工芸 |
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散歩がてらに公園やスーパーに行くことが日課になっています。秋になると公園にはどんぐりがたくさん落ちているのを見かけます。公園にはよく園児達が連れられて来ていて、この子たちを見ると、子供のころ、どんぐりにツマヨウジを刺して独楽にしたことを思い出します。
15年ほども前のこと、たまたま大きなどんぐりを見つけて集め、それで高さ40cm位の円錐状の置物を作りました。玄関に置いておいたらお客さんが珍しがったので、他の作品もいろいろ作りました。
それ以来作っていなかったが、たくさん落ちているドングリを見たら、今回、改めて作る気になりました。小さなどんぐりが欲しいと思っていたら近くの公園にあることが分かり大いに利用しました。左奥に現代的な塔を建て、右手前に池を掘って、公園の雰囲気を作ろうと思いました。どんぐりを選びながら、削ったり糊付けしたりの連続でした。
最近の子供は「どんぐりころころ」の歌を教えてもらって唄っているのかな!
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2 |
柴田増実
(藤が丘学区) |
「ゆらぎ15」
木版画 |
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「ゆらぎ 15 」について
私となごやかクラブの縁は趣味の作品展で始まりました。9年前、まだなごやかクラブの会員ではない私に出品のお誘いがあり、会員になる予定にして、作品「交差する」シリーズで初めて作品展に参加しました。それ以来毎回出品しています。
コロナ流行直前に読んでいた本で宇宙の初めに密度の小さなゆらぎがガスの濃淡を生み、渦巻きとなり、星が誕生したことを知り、作品作りにもゆらぎが大事と思い作品の主題としました。
私の作品「ゆらぎ」は宇宙とか微生物の世界を扱ったテレビの映像や本の写真などの影響を無意識のうちに受けているように思っています。
現在、下絵を描く→写す→彫る→刷ると各工程を楽しみつつ、「ゆらぎ」の17作目を制作中です。これからも日常の刺激を受けながら揺れ動く私の小宇宙を創り続けていきたいと考えています。
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3 |
松原延子
(北一社学区) |
「サンマ2尾」
手芸 |
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この作品は、一見水彩画のように見えるのですが、作品の題目に「手芸」とありますように、昔の帯をリユースされたものとのことです。
言われてみるとサンマの腹部のふっくら感や、微妙に光沢のある個所は確かに絵筆では表現がむつかしく布ならではのことと思いました。出品者の松原さんは同じクラブの方に作り方を教授してもらい、これがその第一作目ということで松原さんの腕前になお驚かされました。
(作者に電話インタビューして) 広報部 鷹羽朝子
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4 |
溝口多鶴子
(前山学区) |
「河童」
陶芸 |
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陶芸は、今の先生が「陶芸教室を開くのでおいで下さい」と言われたので、軽い気持で教室に入り、出来るかなと思いながら始めました、60歳代の頃でした。
最初は、粘土の菊練りの練習で、これが私は苦手で、いつも先生が手伝って下さいました。型を作るのは、すべて手だけ、ろくろは使いません。型は素焼きをし、それに自分の好みの釉薬を付け、焼いてもらいます。焼きあがってくるまで出来栄えをいろいろ想像して待ちます。
先生のご自宅で教室のお友達の作品を見たり、お喋りをするなど、思い出がいっぱいあり、
陶芸が一番好きな趣味になりました。 作品展にどれを出すか迷いましたが、一番たくさん作ったのが「河童」で、素朴で面白いと思い、これに決めました。 |
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5 |
松原良雄
(極楽学区) |
「無題」
写真 |
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舳先(船首)の撮影場所は、南知多町豊浜漁港です。
構内を見て回り被写体は漁船に決めたが、連なって係留されていたため、一艘だけを撮るわけにもいかず、良い構図はないかと岸壁の先まで行き、下を覗くと船体が太陽の光で海に映り込んでいた。
反対側も隣の船との間から光が入り込んでおり、運が良かったのかすぐ前に浮標(ブイ)もあった。海面の色と船の白い色とのコントラストがうまく調和され、自分のイメージとも合っていた。
後は、どのような構図で切り取ろうか。できればノートレミングで切り取りたい。普段からノートレ ミングを心がけていたので、舳先(船首)部分だけを切り取ることにした。
・ニコンF100 ・レンズ80mm~120mmズーム
・シャッター125 ・絞りF11 |
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6 |
飯沼忠道
(上社学区) |
「黎明の刻」
写真 |
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山の撮影は天候に左右されることが多いので事前によく調査してから行きます。
今回は乗鞍国民休暇村より4kmほど先の道路に車を止め、車の中で4時半頃から夜明け「黎明の刻」を待ちました。
黎明の刻になると、太陽の光は紫色からオレンジ色に刻々と微妙に変わって来ます。
この頃から、三脚を構えシャッターのレリースを押し続けます。白樺やカラマツの原生林が壊された一帯は、太陽の光が当たると木々の色合いが美しいです。
白樺の木肌の白と葉の緑のコントラストが素晴らしいです。 |
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7 |
渡邉 守
(本郷学区) |
「和服リフォームと共に」
手芸 |
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私の「縫製作業」には歴史があります。私の親は「洋服店」を営んでいたので子供の頃には、仕事場にミシンほか「背広服」を作る道具は全部あり、それを見ること、触れる機会がありました。「門前の小僧習わぬ経を読む」のことわざの通り、60歳になって、妻が使用していたミシンを物置から持ち出して「布を縫製」することを始めるのに、何の抵抗も感じませんでした。
型紙作業・裁断作業・縫製作業・装飾作業、等々ありますが、作業が進むにつれ楽しさを感じ、又面白さも増してきます。妻も私の「洋服」を喜んで着てくれました。
そんな事で、自分の着る物は全部自分で作り、「自分で自分を誉める」事が楽しくなりました。また、他人を見る目が服装を通して見るように変わり、街に出て人々の様相も見ることが楽しく感ぜられるので、人生が幸せに思われます。
「郷クラブ」の前会長「山本昭様」から出品のお誘いを頂き、今回も参加出来たことを喜んでいます。ありがとうございました。
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8 |
浅田真弓
(引山学区) |
「編み物」
手芸 |
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初めて出品させて頂いた作品が優秀作品に選ばれるなんて思いもせずにビックリしました。子供に手がかからなくなり、自由な時間が増えたので自己流に編んでいたのを、編み物教室に通い基礎から習い直しました。この20年程の間に自分のものはもちろん、夫・子供・孫のものを随分編みました。一枚編むのに3か月くらいかかるんですが、夫
は大柄なので数か月かかるので数枚しか編んでいません。
何枚編んでも未だに納得できるものは出来ません。コロナ禍で編み物教室に通えなくなり、暫く編むことから離れていたら、根気と集中力が無くなり、編まなくなってしまいましたが、今回の出品をきっかけに、ゆっくりとでも編んでいこうかと思っています。
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9 |
伊藤俊子
(牧の原学区) |
「永久の花園」
押し花 |
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会場でこの作品を見た時、左上空から庭に舞い降りて来る4羽の小鳥の可愛らしさが大変印象的でした。Kさんにも見て貰いましたが、「同感ですと言うので伊藤さんに、作品についてお聞きしました。
「押し花の趣味は、10年以上続けたけど、もう10年以上前にやめました、小鳥の花材?覚えていません」。
翌日、連絡があり、「小鳥の体はラグラス、目は茄子の皮、嘴はトウモロコシです」と。
大きな黒い眼の小鳥さんたち、薄い黄色の羽毛体で、青紫のアジサイや朱色のガーベラなどが咲き乱れる花園で、久遠の命を喜び、囀り続けるのでしょうか。
(間接インタビューで) 広報部 石川紘一
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10 |
横地公子
(香流学区) |
「籠のパッチワーク」
タペストリー |
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手芸がもともと好きだった私は50代からパッチワークキルトを始めました。作品作りの際は、布地を見ているだけでワクワクし、小さな布を組み合わせ、アップリケをして一つの作品を完成させる度に達成感と喜びを感じます。雑誌を見て作家さんの作品を作ってみたり、自分で好きな色やデザインを組み合わせたりして工夫し、楽しく作りま
す。コロナ禍で家にいることが多く、たくさん作り、この作品もその一つです。
中心に、豪華な花籠を置き周りには素朴な手籠を配しました。コロナ明けの作品展で、皆さんに作品を見ていただけ、嬉しかったです。ハンドメイドは私の暮らしのリズムのひとつ、大切な癒しの時間です。これからも自由に楽しく励みたいと思います。
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11 |
駒場治子
(猪高学区) |
「布草履」
手芸 |
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何もしないでいるのは、時間がもったいない。
着ない古着を捨てるなんてもったいない。思い出懐かしいブラウス・ワンピース・着物を再び身につける嬉しさ、足のぬくもり、足指で地面を掴みながら歩けば、足裏を刺激して血流を良くし、健康にも良いのではと思い、布草履を作りました。
布を裁って紐に編み付けていくのですが、草履の幅が足の幅の半分くらいになったり、大きすぎたり、丈長になったり個性が出てひとりでに笑いがこみ上げる。
布の思い出を懐かしみながら、手指を動かすのは認知症予防にもなると思いますし、再利用した布が草履に仕上がったときは、嬉しさと達成感で胸が躍ります。
布草履は洗えば繰り返し履くことが出来ます。
素足に履いたり五本指ソックスに合わせて履いて、元気よく歩こう。
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